モーギン「コマーシ先輩!」
スケ・コマーシ「やあ、モーギン ちょうどよかった 君を探していたところだ」
モーギン「先輩、ここを出て故郷(くに)に帰ってしまうって本当ですか」
コマーシ「ああ」
モーギン「……… もしかして、僕のせいですか?」
コマーシ「おいおい うぬぼれるなよ(笑)」
コマーシ「『賢者』の座を新参者の君に横からかすめ取られて、尻尾巻いて故郷に逃げ帰る……俺をそんな負け犬みたいに思ってたのかよ」
モーギン「…す、すみません」
コマーシ「故郷の祖父が病に倒れてね みなしごだった俺を男手ひとつで育ててくれた祖父だ これからは俺が祖父に恩返しする番だ」
コマーシ「…なんてかっこつけちゃったけれど、原始魔法の賢者になった俺の姿を祖父に見せてやりたかった それがぶっちゃけ本音だったりする(笑)」
モーギン「先輩」
コマーシ「それから、この間の魔法対決の時、君のお父上を侮辱してすまなかった テス師が弟子とふしだらな関係を持つようなお方でないことは、長年おそばに仕えてきた俺が一番知っているのに」
コマーシ「対決に負けた腹いせとはいえ、本当に失礼なことを言ってしまった すまない」
モーギン「……」
コマーシ「最後にもう一回だけ対決してくれるかい」
モーギン「はい」
コマーシ「じゃあ、モーギン 達者でな」
モーギン「先輩も」
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