本部で飼っている猫のマジョラに嫌われたようです
マジョラ「にゃ(けっ)」
テーブルの上に飛び乗ることを注意しただけなのに
Ethren Reyes「マジョラ、テーブルの上に乗ってはいけないよ」
マジョラ「にゃ~ん♪(了解しました)」
え… 何で?
モーギン「僕の言うことは聞けないのに、賢者の言うことなら聞くのかよ(ぷんぷん)」
ヨハネ・エンバー「お世話になりました、テス師」
テス師「……」
テス師「気持ちは変わらないのですね」
ヨハネ「はい」
ヨハネ・エンバー 私が幼い頃より手塩にかけて育て上げてきた弟子
よもや、人間の娘と結婚するため、次期賢者の座を投げ打つとは思いもしなかった
ヨハネ「おそらくもう二度とお目にかかることはないと思いますが、テス師、くれぐれもお体をお大切に」
テス師「ヨハネ あなたもお元気で」
ヨハネはグリマーブルックという小さな町の片隅で所帯を持った
やがて、妻との間に可愛い男の子が産まれたことを風の便りに聞いた
そして、ヨハネ・エンバーは若くして病死したことも
モーギン・エンバー
父親を超える強い魔力を持って産まれてきた
あの子を次期賢者の座につけることは果たして正しいのか
モーギンもまた、父親同様に私から離れていくのでは…
心のどこかにそんな不安があるのは否定できない
原始魔法の賢者として、この魔法の国に秩序と安定をもたらすのか
それとも、混乱と崩壊を招き寄せるのか
未来を見通す力を持つ私にも、その一点だけはもやがかかって定かではない
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